完全目隠し外構が「閉塞感・防犯低下」を招く理由|吉村硝子|松山市
2026年1月24日
プライバシー確保だけでは足りない「見える外構」の必要性
「外から見えないように、家じゅうを塀やフェンスで囲って安心したい」
そんな思いで完全目隠しの外構にしたにもかかわらず、
数年後に「圧迫感がつらい」「かえって不安になった」という声が出ることがあります。
実は、完全目隠し外構は見た目やプライバシー面では安心感を与えるものの、
閉塞感を強めて生活の快適性を下げたり、逆に防犯性を低くしてしまうケースがあるのです。
今回は、
✔ なぜ完全目隠しが閉塞感を生むのか
✔ 完全目隠しが防犯を低下させてしまう理由
✔ プライバシーと防犯を両立させる外構設計の考え方
について、ご紹介します。
《目次》
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1. 完全目隠し外構とは?
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2. 閉塞感を招く物理メカニズム
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2-1. 視界が遮られる心理的影響
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2-2. 光と陰のバランス
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3. 防犯性能が下がる意外な理由
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3-1. 侵入者に“隠れる場所”を与える
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3-2. 見られない安心は逆効果
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4. 視線と可視性(visibility)の関係
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4-1. 可視性とは?
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4-2. 可視性が高い外構のメリット
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5. 目隠しを入れた方が良い場所と避けるべき場所
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5-1. プライバシー確保のベストポイント
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5-2. 見えすぎないが隠れすぎない絶妙バランス
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6. 愛媛で起こりやすい完全目隠しの落とし穴
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7. 閉塞感を軽減する設計の工夫
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8. 防犯もプライバシーも満たす外構デザイン戦略
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9. まとめ~外構は「見せる防犯×見えないプライバシー」~
【1. 完全目隠し外構とは?】
「完全目隠し外構」とは、
外からの視界をほぼ一切遮断する外構デザインを指します。
一般的には、
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● 高い塀
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● 飛び出し防止の目隠しフェンス
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● 隙間のないパネル
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● 高密度な植栽
などが用いられます。
プライバシー重視の考え方では効果的ですが、
そこだけを“絶対安全の条件”としてしまうと、
思わぬデメリットが出てくることがあります。
【2. 閉塞感を招く物理メカニズム】
《2-1. 視界が遮られる心理的影響》
人間は、視界が大きく開けている空間に
安心感や解放感を感じやすい生き物です。
一方で、
✔ 視界が狭くなる
✔ 高い塀で囲まれる
✔ 光が入らない
といった状況では、
閉塞感(へいそくかん)を強く感じます。
《閉塞感(へいそくかん)とは?》
空間に圧迫感や息苦しさを感じる心理状態のこと。
外構において視線が完全に遮断されると、
見晴らしの良さや開放感がなくなり、
心地よいはずの屋外スペースが
「圧迫感のある空間」になってしまうことがあるのです。
《2-2. 光と陰のバランス》
完全に視界を遮る外構は、
光の入り方にも影響を与えます。
外構に高い塀を配置すると、
内部空間は暗くなりやすく、
光と陰のコントラストが強くなります。
光が入らない外構は心理的にも物理的にも
「閉鎖空間」として感じられるため、
昼間でも暗さを感じることがあります。
【3. 防犯性能が下がる意外な理由】
《3-1. 侵入者に“隠れる場所”を与える》
防犯の基本は、
見られる安心をつくること。
侵入者(空き巣や不審者)は、
「人目につかない場所」
「死角」
「隠れられる空間」
を好みます。
完全な目隠し外構は、
侵入者にとって格好の“潜み場所”に
なってしまうのです。
《3-2. 見られない安心は逆効果》
「外から見えない → 安全」と思い込むのは、
実は防犯として逆効果になることがあります。
これは、
侵入者目線で考えると分かりやすいのですが、
✔ 見通しが悪い
✔ 動きが外から分からない
✔ 誰が近づいたか分からない
という条件は、
侵入者にとって「時間を稼ぎやすく」
「発見されにくい」環境を提供してしまいます。
【4. 視線と可視性(visibility)の関係】
《4-1. 可視性とは?》
≪可視性(visibility)とは?≫
ある空間がどれだけ“見える/見られる”状態にあるかを表す用語です。
防犯では、
「どれだけ不審者が外から見えやすいか」
「侵入者が発見されやすいか」
という意味で重要になります。
《4-2. 可視性が高い外構のメリット》
視線が通る外構は、
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● 不審な動きが見える
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● 侵入リスクが下がる
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● 夜間でも照明が効きやすい
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● 近隣からの助けが期待できる
という防犯メリットがあります。
視線を通すということは、
「見えないから安心」ではなく
「見えるから安全」という発想への転換が重要です。
【5. 目隠しを入れた方が良い場所と避けるべき場所】
《5-1. プライバシー確保のベストポイント》
目隠しが有効な場所もあります。
例えば、
✔ 庭やテラスでくつろぐスペース
✔ リビング前の視線が気になる位置
✔ 隣地の窓が直接向かい合う場所
などは、部分的な目隠しが有効です。
《5-2. 見えすぎないが隠れすぎない絶妙バランス》
完全な壁ではなく、
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● スリット入りフェンス
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● 格子パネル
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● 植栽の“透け感”を活かす
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● 高さを調整した目隠し
などのデザインで、
視線の“制御”をすることが重要です。
【6. 愛媛で起こりやすい完全目隠しの落とし穴】
愛媛県では、
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● 海風による湿気
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● 強い日射
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● 夜の暗さ
といった気候条件があります。
完全に遮ってしまうと、
✔ 自然光が入りにくい
✔ 風通しが悪い
✔ 閉塞感が強い
という現象が起きやすくなります。
これらは外構の“見た目の安心”とは裏腹に、
実際の快適性や防犯性能を下げてしまう要因になります。
【7. 閉塞感を軽減する設計の工夫】
完全目隠しが持つリスクを避けるために、
設計上での工夫を紹介します。
《■ 適度な透け感を取り入れる》
スリットや格子を用いることで
必要な視線遮りと可視性を両立できます。
《■ 光と風を取り込む配置》
光が入る位置に開口を設け、
風が抜けるように設計することで、
閉塞感を大幅に軽減できます。
《■ 高さを段階的に設定する》
一律に高い壁を作るのではなく、
場所ごとに高さを変えることで
圧迫感を抑えることができます。
【8. 防犯もプライバシーも満たす外構デザイン戦略】
今日の外構設計では、
「見せる防犯」×「隠すプライバシー」
という両方の要素を同時に満たすことが理想です。
例えば、
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● 視線は通りつつ生活部分は目隠し
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● 可視性を保ちつつ光と風を取り込む
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● 動線を遮らない設計
といった方法があります。
これにより、
閉塞感を避けながら
安心・快適・安全を両立した外構になります。
【9. まとめ~外構は「見せる防犯×見えないプライバシー」~】
完全目隠し外構は、
“視線を遮る”という点では効果的ですが、
同時に、
✔ 閉塞感という心理的ストレス
✔ 防犯性能の低下
✔ 日光・風通しの悪化
といった副作用を生みやすいという
大きなリスクが存在します。
大切なのは、
目隠し=遮断ではなく、視線・光・風・可視性を設計すること
です。
外構は“住まいの顔”であると同時に、
生活の快適性・安全性を左右する重要な場所です。
そのため、完全遮断ではなく、
視線のコントロールを伴ったデザインが、
本当の意味で安心できる外構につながります。
閉塞感や防犯性能に不安を感じる外構設計なら、
マド本舗吉村硝子にご相談ください。
視線・可視性・光・風といった外構全体のバランスを踏まえ、
プライバシーと防犯を両立する最適なプランをご提案いたします。
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