人感センサー照明が誤作動する原因と 設計上の注意点|吉村硝子|松山市
2026年1月11日
“つい付けた”では防げない!快適&防犯につながる実践設計
「せっかく人感センサー照明を付けたのに、夜中に何度も誤作動してうるさい」
「センサーが反応して欲しいときに反応しない」
といった悩みをご家庭の外構でよく耳にします。
人感センサー照明は、
防犯・省エネ・生活快適性を高める有効な手段ですが、
「設置位置」「センサー設定」「周囲環境」を誤ると、
誤動作の原因になったり、せっかくの防犯性を損なったりします。
今回は、
人感センサー照明の誤作動が起こる原因を詳しく解説し、
「設計の段階で押さえておくべき注意点」を具体的にご紹介します。
《目次》
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1. 人感センサー照明の役割とは
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2. 人感センサー照明が誤作動する主な原因
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2-1. センサーカバーの向き・角度
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2-2. 風で動く植栽への反応
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2-3. 鳥・猫などの小動物の動き
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2-4. 車や照明の反射による誤反応
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3. 人感センサーの仕組みと検知範囲の見方
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3-1. 赤外線式(PIR)の基本
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3-2. マイクロ波式センサーの特徴
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4. 設計上の注意ポイント
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4-1. 適切な設置高さと向き
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4-2. 植栽・塀・駐車スペースとの関係
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4-3. デッドスペースを生まないゾーニング
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5. 誤作動対策としてのおすすめ設定
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5-1. 感度調整の目安
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5-2. 遅延時間(点灯持続時間)の調整
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6. 夜間の快適性・防犯性を高める設計とは
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7. まとめ~快適でストレスの少ない照明設計へ~
【1. 人感センサー照明の役割とは】
人感センサー照明とは、
人や動物の動きを自動で検知して点灯する照明のことです。
防犯の観点では、
「静かな夜に人が近づくと光で存在を知らせる」
= 不審者に心理的プレッシャーを与える
という役割があります。
また、省エネ・生活動線の快適さという面でも、
「必要なときだけ点灯する」
ことで電力を節約しつつ、暗い夜道の安全性も確保できます。
しかし、それがうまく機能するためには
設置環境・向き・距離・センサー仕様といった要素を
設計段階でしっかり考えることが必要です。
【2. 人感センサー照明が誤作動する主な原因】
人感センサー照明の誤作動が多いのは、
センサーの検知対象に本来反応してほしくない要素が入ってしまうためです。
以下、代表的な原因を解説します。
《2-1. センサーカバーの向き・角度》
センサーが向いている方向に、
本来検知したくない動きがあると、
「ないはずの人の動き」を検出してしまいます。
たとえば、
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● 車が通る道路に向いている
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● 近隣の壁やフェンス越しの動きを拾っている
など、動線とは無関係の方向を向いていると、誤作動が増えます。
《2-2. 風で動く植栽への反応》
風で揺れる植栽は、
センサーにとっては動く物体として誤認されがちです。
特に
-
● 細かい葉の動き
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● 高さのある植栽
は、人の脚が動く範囲と近いため誤反応を起こしやすくなります。
《2-3. 鳥・猫などの小動物の動き》
人感センサーは必ずしも「人だけ」を見分けるわけではありません。
赤外線(後述)や動きの検知を基にしているため、
小動物の動きでも点灯してしまうことがあります。
夜行性の猫・鳥の飛来などは、
住宅地ではよくある事例です。
《2-4. 車や照明の反射による誤反応》
センサーが光や反射を誤って動きとして認識することがあります。
たとえば、
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● 車のヘッドライトの反射
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● 反射板のある看板
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● 雨粒に反射する光
などは、センサーにとって“動きがあった”と誤解されやすい入力になります。
【3. 人感センサーの仕組みと検知範囲の見方】
設計上の注意点を理解するために、
まずはセンサーの基本動作を押さえましょう。
《3-1. 赤外線式(PIR)の基本》
PIR(Passive Infrared Sensor)とは
人や動物の体温などによる赤外線の変化を検知する仕組みです。
≪赤外線とは?≫
人間の目では見えない“熱エネルギーの波”のこと。
体温がある対象が動くと、赤外線のパターンが変わるため、
センサーが「動いた」と判断します。
赤外線式の特徴は、
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● 省エネ性が高い
-
● 人の動きを比較的正確に検知できる
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● 小さな動きにも反応しやすい
という点ですが、
風で揺れる草・車のエンジン熱などでも反応してしまうことがあります。
《3-2. マイクロ波式センサーの特徴》
マイクロ波式は、
電波を周囲に発射し、反射の変化で動きを検知する仕組みです。
≪マイクロ波とは?≫
電波の一種で、携帯電話やレーダーなどにも使われる波長の短い電磁波のこと。
物体の移動に伴う反射波のズレから動きを検出します。
特徴は、
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● 壁越しでも反応しやすい
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● 植栽の影響を受けにくい
一方で、車などの大きな金属物にも反応しやすいという特性があります。
【4. 設計上の注意ポイント】
誤作動を抑えるためには、
照明本体だけでなく周囲環境と動線を一緒に設計することが重要です。
《4-1. 適切な設置高さと向き》
センサーは、
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● 低すぎると地面の熱や動物に反応
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● 高すぎると人の動線に反応しにくい
という課題があります。
※目安の設置高さ
人通りのある動線に対しては、1.8〜2.2m程度が効果的です。
また、
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● 動線に直角ではなく斜めに感知範囲を向ける
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● 車道・歩道と平行にしない
などの工夫が予防策になります。
《4-2. 植栽・塀・駐車スペースとの関係》
植栽や塀は外構を美しく見せる一方で、誤作動の原因になることもあります。
≪注意点≫
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● 植栽からセンサーの検知範囲を避ける
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● 駐車スペースの車の動きを検知しない角度に調整
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● フェンスや壁の反射を減らす
これらを意識するだけで、誤動作は大幅に減少します。
《4-3. デッドスペースを生まないゾーニング》
≪デッドスペースとは?≫
センサーが届かない“死角”のことです。
死角は防犯性能の低下につながるだけでなく、
誤作動センサーとの“明暗差”を作り出す原因にもなります。
そのため、
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● 動線を小さなゾーンに分ける
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● ゾーンごとに感度・照射方向を調整
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● 必要な場所だけ点灯する
というゾーニング設計が有効です。
【5. 誤作動対策としてのおすすめ設定】
設計の次に重要なのは、センサーの設定です。
《5-1. 感度調整の目安》
感度調整とは、センサーがどれだけ小さな動きまで反応するかを設定する機能です。
高すぎると植栽や動物にも反応し、低すぎると人の動きも拾えなくなります。
目安としては、
「人が歩くレベルの動きが確実に反応する」範囲に抑えることがポイントです。
《5-2. 遅延時間(点灯持続時間)の調整》
遅延時間とは、
動きを感知した後に光が消えるまでの時間です。
長すぎると無駄に光が長時間点灯し、
短すぎると一瞬で消えてしまい不安感を与えます。
おすすめは、
「人が歩き終えるまで光が残る」程度の設定です。
【6. 夜間の快適性・防犯性を高める設計とは】
人感センサー照明は、
単なる明かりではなく、
防犯の抑止力と生活の安心感を同時に高める仕組みです。
そのためには、
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● 動線とセンサー方向の一致
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● 周囲との光のバランス
-
● 夜間の視認性の確保(暗すぎない・影を作らない)
といった視点をセットで考える必要があります。
特に夜間は、
明暗差が大きいと目が馴染みにくくなり、
せっかくの防犯機能も台無しになります。
【7. まとめ~快適でストレスの少ない照明設計へ~】
人感センサー照明の誤作動は、
設置や設定の誤りだけではなく、外構全体の動線設計が影響しています。
誤作動を減らすためには、
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● 植栽や車の通行と動線を分離
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● 適切な高さ・角度でセンサーを設置
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● 動線に合わせたゾーニング設計
-
● センサー設定を最適化
といった設計段階の配慮が重要です。
正しい設計と設定ができれば、
人感センサー照明は
省エネ・快適・防犯の三拍子を実現する有効なツールになります。
人感センサー照明の誤作動でお困りですか?
設置するだけでは防げない誤反応は、
動線と外構条件を一緒にデザインすることで解決できます。
愛媛・松山で外構・照明設計を専門に扱う マド本舗吉村硝子 では、
実際の敷地条件に合わせた最適プランをご提案します。
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