横格子と縦格子、防犯性能はどちらが上か|吉村硝子|松山市
2026年3月7日
空き巣が“嫌がるフェンス”の構造的条件とは。
「横格子は足を掛けて登られるって本当ですか?」
外構の打ち合わせで、近年とても増えている質問です。
確かに横格子は構造上“足掛かりになりやすい”と言われます。
では、縦格子なら安心なのでしょうか。
実は、防犯性能は“格子の向き”だけで決まるものではありません。
重要なのは、高さ・格子の間隔(ピッチ)・見通し・強度・照明計画など、
複数の要素の組み合わせです。
今回は、横格子と縦格子の構造的な違いを整理しながら、
「どちらが優れているか」ではなく、
どんな家にどちらが合うのかを防犯の視点で解説します。
春は引越しや新生活で防犯意識が高まる時期。
デザインだけで決める前に、ぜひ一度立ち止まって考えてみてください。
《目次》
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1. 春に増える外構防犯の相談
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2. 横格子と縦格子の基本構造
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3. 防犯性能を決める本当の要素
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4. 「足掛かり問題」横格子は本当に危険か
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5. 縦格子は乗り越えにくいのか
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6. 格子ピッチ(間隔)が与える影響
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7. 目隠し率と防犯性の関係
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8. 見通しの確保が防犯を高める理由
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9. 強度性能(耐風圧強度)との関係
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10. 愛媛で考えるべき地域特性
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11. 横格子が向いているケース
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12. 縦格子が向いているケース
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13. 防犯性を高めるための具体策
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14. まとめ~「形」より重要な考え方~
【1. 春に増える外構防犯の相談】
3月は引越しや新生活の時期。
それに伴い増えるのが、
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● 「目隠しフェンスは防犯になりますか?」
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● 「横格子は登られやすいと聞きました」
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● 「縦格子の方が安全ですか?」
という相談です。
結論から言えば、
👉 格子の向きだけで防犯性能は決まりません。
しかし、構造的な違いによる“傾向”は存在します。
【2. 横格子と縦格子の基本構造】
《■ 横格子フェンス》
横方向に部材(桟)が並ぶ構造。
デザイン性が高く、モダン住宅に人気。
《■ 縦格子フェンス》
縦方向に部材が並ぶ構造。
昔からある形状で、シンプルな印象。
構造上の最大の違いは、
力のかかり方と足掛かりの有無です。
【3. 防犯性能を決める本当の要素】
防犯性を左右するのは主に以下の要素です。
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①乗り越えやすさ
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②見通し
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③強度
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④心理的抑止力
このうち「乗り越えやすさ」に関係するのが格子の向きです。
【4. 「足掛かり問題」横格子は本当に危険か】
横格子は、部材が水平に並ぶため、
理論上は足を掛けやすい形状です。
《足掛かり(フットホールド)とは?》
人が登る際に足を置ける構造部分。
横格子は足掛かりになり得る、というのは事実です。
しかし重要なのは、
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● 格子間隔(ピッチ)
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● 表面形状
-
● フェンス高さ
です。
足を置けるほどの奥行きがなければ、
実際には登りにくいケースも多いのです。
【5. 縦格子は乗り越えにくいのか】
縦格子は水平面が少ないため、
足掛かりは作りにくい形状です。
ただし、
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● 縦格子の間隔が広い
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● 上部に横桟がある
場合は、そこを利用される可能性があります。
つまり、
縦格子=絶対安全ではありません。
【6. 格子ピッチ(間隔)が与える影響】
《ピッチとは?》
部材と部材の間隔のこと。
ピッチが広いと、
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● 足や指を掛けやすい
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● 視線が通りやすい
ピッチが狭いと、
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● 登りにくい
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● ただし圧迫感が出る
防犯上は100mm以下が一つの目安とされています。
【7. 目隠し率と防犯性の関係】
目隠し率が高いフェンスは、
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● プライバシーは守れる
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● しかし外からの視線も遮る
ここが防犯上の落とし穴です。
空き巣は「見られない環境」を好みます。
完全目隠しは、
内部の動きが外から見えないため、
侵入後に作業しやすい環境を作る可能性があります。
【8. 見通しの確保が防犯を高める理由】
《自然監視性とは?》
周囲の視線によって犯罪を抑止する効果。
縦格子は見通しが良い製品が多く、
自然監視性を高めやすい傾向があります。
横格子でも隙間を確保すれば、
同様の効果を得られます。
【9. 強度性能(耐風圧強度)との関係】
フェンスは風の影響を受けます。
《耐風圧強度とは?》
どれだけの風圧に耐えられるかを示す性能。
横格子は面として風を受けやすく、
縦格子は風が抜けやすい構造です。
強度が不足すると、
ぐらつきが生じ、防犯性も低下します。
【10. 愛媛で考えるべき地域特性】
愛媛は
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● 春の突風
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● 台風
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● 沿岸部の塩害
があります。
強度と防犯を両立させるには、
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● 柱ピッチを狭める
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● 強度区分の高い製品を選ぶ
ことが重要です。
【11. 横格子が向いているケース】
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● デザイン重視
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● 目隠しも欲しい
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● 高さを確保できる
高さ1.8m以上あれば、
足掛かりリスクは大きく低減します。
【12. 縦格子が向いているケース】
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● 見通しを重視
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● 圧迫感を減らしたい
-
● 防犯カメラと併用する
自然監視性を活かす設計に向いています。
【13. 防犯性を高めるための具体策】
格子の向きよりも重要なのは、
✔ フェンス高さ
✔ 照明計画
✔ 足場になる物を置かない
✔ 門扉との連動
特に人感センサー照明との組み合わせは有効です。
【14. まとめ~「形」より重要な考え方~】
横格子か縦格子か。
どちらが上、という単純な答えはありません。
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● 横格子は足掛かりになり得る
-
● 縦格子は見通しを確保しやすい
しかし、防犯性能を決めるのは
高さ・ピッチ・強度・環境設計です。
デザインだけで決めず、
防犯視点も含めて検討することが、
後悔しない外構づくりにつながります。
フェンスは“目隠し”であると同時に、“防犯設備”でもあります。
横格子か縦格子かで迷ったときこそ、見た目だけで判断しないことが大切です。
マド本舗 吉村硝子では、
愛媛の地域特性(強風・沿岸部の塩害・住宅密集地の視線環境)を踏まえたうえで、
デザインと防犯性を両立するフェンス選びをご提案しています。
「どちらが我が家に合うのか分からない」
「防犯面もきちんと考えたい」
そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。
後悔しない外構づくりを一緒に考えましょう。
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