エクステリアの色選びで劣化スピードは変わるのか?|吉村硝子|松山市
2026年1月18日
色が変われば「耐久性」「色あせ」「経年美観」が変わる、その科学的理由
外構を美しく、長く使いたい――
そう考えたとき、素材や形状と同じくらい重要なのが色選びです。
「色は好みの問題では?」と思う方も多いですが、実は 色によって劣化のスピードや耐久性が変わることをご存じですか?
エクステリア商品(フェンス・門柱・デッキ・カーポート・サインポールなど)は、
毎日、紫外線・雨・風・熱・湿気などの過酷な環境にさらされています。
このとき色が持つ性質や組み合わせ方次第で、
表面の変色・塗膜の劣化・素材そのものの寿命に影響が出ることがあるのです。
今回は、
✔ 色が劣化にどう関係するのか
✔ 色別で変わる耐候性(たいこうせい)の理由
✔ 愛媛での外構環境を踏まえた色選びの最適解
を、ご紹介します。
《目次》
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1. 色選びは「好き・似合う」だけではない
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2. 劣化の3大要素 ― 紫外線・熱・水分
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3. 色と劣化スピードの関係:科学的な視点
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3-1. 明るい色と暗い色の反応
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3-2. 色が熱を吸収する仕組み(熱吸収率)
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4. 色あせの原因とメカニズム
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4-1. 塗膜の分解と紫外線
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4-2. 顔料(がんりょう)とバインダーの役割
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5. 素材別で変わる色の耐久性
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5-1. アルミ・金属系
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5-2. 樹脂・樹脂複合材
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5-3. 木質・天然木調
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6. 色選びで避けたい組み合わせ
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7. 色による“体感温度”と生活動線の快適性
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8. 愛媛の気候条件から考える色選び
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9. 色あせを防ぐメンテナンスのポイント
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10. まとめ~色で変わる経年美観と設計戦略~
【1. 色選びは「好き・似合う」だけではない】
外構の色は、
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● 好み
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● 建物との相性
で選ぶことが多いですが、
色は“環境との相性”も決めます。
同じ素材でも、
濃い色/薄い色/中間色によって
受ける日射量・熱の蓄積・見え方が変わり、
経年で差が出ることがあるのです。
【2. 劣化の3大要素 ― 紫外線・熱・水分】
外構が劣化する主な原因は、次の3つです。
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● 紫外線
-
● 熱(温度差)
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● 水分(雨・湿気)
どれも建材にダメージを与えますが、
色がそれに対して「強い影響を及ぼすポイント」があります。
【3. 色と劣化スピードの関係:科学的な視点】
《3-1. 明るい色と暗い色の反応》
一般的に、
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● 明るい色 → 光を反射しやすい
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● 暗い色 → 光を吸収しやすい
という性質があります。
光を反射する色は、熱の蓄積が起こりにくく、
素材表面・塗膜(塗装の外側にある膜)の劣化が比較的遅くなります。
一方、暗い色は光を吸収しやすく、
結果として熱を持ちやすいという特徴があります。
《塗膜(とまく)とは?》
材料の表面を守る透明な膜のこと。
色やデザインだけでなく、耐候性にも影響します。
《3-2. 色が熱を吸収する仕組み(熱吸収率)》
《熱吸収率(ねつきゅうしゅうりつ)とは?》
色がどれだけ熱を吸収するかを示す値。
熱吸収率が高いほど、対象物の表面温度が上がりやすい。
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● 暗い色 → 熱吸収率が高い
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● 明るい色 → 熱吸収率が低い
この性質が、
● 表面温度
● 内部温度差
● 膨張
● 収縮
● 塗膜の疲労
に影響し、結果として色あせや劣化の進行スピードに影響することがあります。
【4. 色あせの原因とメカニズム】
色あせとは、
本来の色が薄く見える状態です。
これは、顔料(色を出す部分)や塗膜が
紫外線や熱によって分解される現象です。
《顔料(がんりょう)とは?》
色そのものを出す成分。
顔料が壊れると色が薄く見える。
《バインダー》
顔料を固定し、塗膜を形成する“接着剤”的な役割。
紫外線や熱が塗膜に影響を与えると、
顔料が壊れ、バインダーが劣化し、
色あせが進行します。
【5. 素材別で変わる色の耐久性】
《5-1. アルミ・金属系》
金属系は耐候性が高いですが、
表面の塗装や加工方法によって差が出ます。
ポイントは
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● 肉厚
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● 表面処理
-
● 焼付塗装の質
などです。
色による変化は比較的少ないですが、
暗色系は熱を持ちやすいという面を意識して選びましょう。
《5-2. 樹脂・樹脂複合材》
人工木や樹脂デッキなどは、
色の選択がそのまま見た目と耐候性に関わります。
樹脂系は紫外線で色あせしやすい素材なので、
耐UV(紫外線)処理の有無や色の反射性を確認することが重要です。
《耐UV(たいUV)処理とは?》
紫外線を防ぐ加工・添加物のこと。
これによって、色あせを防ぎやすくなります。
《5-3. 木質・天然木調》
天然木系は元々紫外線や水分に弱いため、
塗装・オイル仕上げが劣化の速度にも影響します。
色の濃淡だけでなく、
保護塗装の種類をセットで考えることがポイントです。
【6. 色選びで避けたい組み合わせ】
色だけでなく組み合わせによって、
劣化を早めるケースがあります。
代表的な注意点は、
✔ 暗色×直射日光が強い場所
→ 熱がこもりやすい
✔ 明度差が大きい色の連続配置
→ 色あせが目立ちやすい
✔ 色が微妙に近いグラデーション配置
→ 色あせムラが分かりやすい
などです。
これらは、
人が色を見るときの感覚(コントラスト)
が影響しており、色あせが進行していなくても目立ってしまいます。
【7. 色による“体感温度”と生活動線の快適性】
色選びは、見た目だけでなく生活の快適性にも影響します。
例えば、
-
● 暗い色 → 熱がこもりやすい → 夏場は体感温度が上がる
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● 明るい色 → 反射が強い → 眩しさが出る
こうした体感温度の感覚は、生活動線や外構利用にも影響します。
《体感温度(たいかんおんど)とは?》
実際の温度だけでなく、
環境(風・日射・色)の影響を含めた“肌で感じる温度”。
【8. 愛媛の気候条件から考える色選び】
愛媛県は瀬戸内海沿いで日射が強く、
夏は熱がこもりやすく、冬は夜間冷え込みやすいという地域性があります。
そのため、
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● 暗色フェンスや門柱は夏場の熱蓄積に注意
-
● 明るい色でも反射で眩しくならない配色
-
● 周囲の景観(海・緑)との調和
をバランスよく検討することが重要です。
【9. 色あせを防ぐメンテナンスのポイント】
色あせや劣化を防ぐには、
色選びだけでなくメンテナンス計画も必要です。
具体策としては、
✔ 定期的な洗浄
→ 汚れや塩分の除去
✔ UVコートの再塗布
→ 紫外線対策
✔ 表面保護剤の点検
などが効果的です。
これらは色の劣化だけでなく、素材そのものの寿命延長にもつながります。
【10. まとめ~色で変わる経年美観と設計戦略~】
エクステリアの色選びは、
単なる“見た目の好み”ではなく、
素材の劣化スピードや耐候性に影響する重要な選択です。
色によって、
-
● 熱の蓄積
-
● 紫外線の影響
-
● 塗膜の寿命
-
● 体感温度
-
● 経年美観
が変わります。
愛媛の気候条件を踏まえ、
素材と色の関係・配置や周囲環境を総合的に考えることで、
長く美しく、快適に使える外構設計になります。
エクステリアの色選びで「見た目」と「耐久性」の両方を叶えたい方へ。
色によって劣化のスピードが変わるポイントを踏まえた最適な外構プランなら、
愛媛・松山で外構・エクステリアを専門に扱うマド本舗吉村硝子 にお任せください。
現地の環境やご希望に合わせて、
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