強風・台風を前提にしたフェンス選定の考え方|吉村硝子|松山市
2026年1月17日
愛媛の風環境だからこそ押さえたい“設計・素材・配置”のポイント
愛媛県は瀬戸内海に面し、年間を通じて比較的温暖な気候で知られていますが、強風や台風の影響を受けやすい地域でもあります。
特に外構で重要なフェンスは、単に見た目や目隠し性能だけで選んでしまうと、強風にあおられて変形・破損してしまったり、生活動線や安全性を損なうこともあるのです。
今回は、
✔ 強風・台風を前提にしたフェンス選びの基本
✔ 設計と配置で風を味方にする方法
✔ 素材・構造・高さごとの耐風性能の違い
✔ 愛媛の住宅環境に合った最適な選定ポイント
などを、紹介します。
安心・安全で快適な外構を実現するための「風を意識したフェンス選定の考え方」を、ぜひ理解してください。
《目次》
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1. なぜ風を意識したフェンス選びが重要なのか
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2. 風対策でまず理解する「耐風圧性能」とは
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3. フェンスの素材ごとの強風特性
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● アルミ形材フェンス
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● 木質系フェンス
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● メッシュ・格子系フェンス
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4. 風を逃がす“透過性デザイン”の考え方
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5. フェンス高さと風の影響
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6. 配置で差が出る:フェンスを「風の流れ」に置く方法
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7. 台風シーズン前にチェックすべき点検ポイント
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8. 愛媛で特に注意したい立地条件
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9. 風対策と防犯・プライバシー性能の両立
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10. まとめ~強風を味方にするフェンス設計~
【1. なぜ風を意識したフェンス選びが重要なのか】
外構フェンスは住宅のプライバシー保護や視線カットだけでなく、
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● 敷地内の風環境
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● 防犯性
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● 景観性
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● 周囲との調和
など多面的な役割を持ちます。
その中で、強風・台風という自然環境要素は、
見た目や色・高さと同じくらい重要な選定要素です。
特に愛媛県の沿岸部や開けた地形では、
風がフェンスに直撃すると
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● フェンスパネルのたわみ・変形
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● 柱の傾き
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● 破損・脱落
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● 基礎の浮き
といった事態につながることがあります。
これは安全性だけでなく、修理費用や住まい全体の快適性にも影響します。
【2. 風対策でまず理解する「耐風圧性能」とは】
《耐風圧性能とは?》
建築部材が風圧に耐えられる強さを示す指標。
一般的に「風速○○m/s相当」といった形で表記されます。
フェンスにも耐風圧性能が設定されており、
これは「どの程度の風速まで耐えられるか」を示します。
風圧は風速の2乗に比例して強くなるため、
風速が倍になると風圧は4倍になります。
そのため、単に「風に強い」と表現されているだけでは不十分で、
数値で耐風圧が確認できる商品を選ぶことが重要です。
【3. フェンスの素材ごとの強風特性】
《● アルミ形材フェンス》
アルミは軽くて腐食に強く、
外構では最も一般的な素材ですが、
その耐風性は形状・厚み・柱間隔で大きく変わります。
≪形材(けいざい)とは?≫
押し出し成形されたアルミの部材のこと。
断面形状によって強度・剛性(=曲げにくさ)が変わります。
アルミ形材フェンスは、
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● 厚みがあるもの
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● 補強リブ(縦・横の溝形状)があるもの
を選ぶことで、耐風性能が高まります。
《● 木質系フェンス》
天然木・木調フェンスは見た目の良さがありますが、
湿気や乾燥で寸法変化が起こりやすく、
その結果、風による負荷が想定以上にかかることがあります。
適切な防腐・防水処理を施す必要があり、
その分コストやメンテナンス計画も考慮しましょう。
《● メッシュ・格子系フェンス》
メッシュフェンスや格子(ルーバー)型は、
「風を通す設計」そのものが耐風性を高める要素です。
透過性があるため、
風圧を分散しやすく、
強風時の負担を抑えることができます。
ただし、透け過ぎるとプライバシー性が低くなるため、
防犯・目隠し性能とのバランスが必要です。
【4. 風を逃がす“透過性デザイン”の考え方】
強風対策で重要なのは、
風を「抑え込む」のではなく「逃がす」という発想です。
完全に閉じた面(壁のような板張りフェンス)は、
風圧がまともにかかりやすく、
強風時のリスクが高くなります。
そのため、
✔ 格子フェンス
✔ メッシュフェンス
✔ スリット入りパネル
といった風をある程度通すデザインが、
結果として強風時の安全性を高めます。
【5. フェンス高さと風の影響】
フェンスの高さは、
プライバシー性の確保と同時に
風の受け方を大きく左右します。
一般的には、
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● 高さが高いほど風圧は強くなる
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● 透過性が低いほど風圧負担は増える
という関係があります。
《風圧(ふうあつ)とは?》
風が物体に与える力のこと。
単に風速だけでなく、風の当たり方(角度・乱れ)によっても影響が異なります。
そのため、
高くするなら透過性を確保する
という設計バランスが重要になります。
【6. 配置で差が出る:フェンスを「風の流れ」に置く方法】
フェンスの配置次第で、
風の負荷は大きく変わります。
例えば、
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● 開けた方向に向けて真っ直ぐ設置する
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● 隣地境界線に平行に長く並べる
といった配置は、
風の直撃を受けやすい組み方です。
一方、
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● 角度を持たせて設置する
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● 建物や壁で風を分散させる
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● 植栽と組み合わせて風を弱める
といった配置は、風圧の負担を軽減します。
風は「まっすぐ吹く」と思われがちですが、
建物や地形によって渦を巻くように変化することがあります。
そのため、周囲環境をセットで考えることが重要です。
【7. 台風シーズン前にチェックすべき点検ポイント】
台風や強風シーズンは、事前準備が非常に重要です。
チェックすべきポイントは、
✔ フェンス柱の垂直(まっすぐ)具合
✔ フェンスパネルのガタつき
✔ ビス・ナットなどの緩み
✔ 基礎周りのクラック(ひび)
などです。
ひびや緩みがあると、
風圧がかかったときに破損のリスクが増します。
定期的な点検・メンテナンスは、
長期的な安心につながります。
【8. 愛媛で特に注意したい立地条件】
愛媛県の住宅は、
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● 海沿いエリア
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● 開けた丘陵地
-
● 交通量の少ない住宅地
など、風が抜けやすい立地が多いのが特徴です。
特に海沿いや開けた場所では、
塩害(えんがい)による素材の劣化も起こりやすく、
塩分が付着した後の腐食も考慮した選定が必要です。
《塩害(えんがい)とは?》
海からの塩分を含んだ風が、金属などに影響を与える現象。
白い粉状の塩が残ることもあります。
【9. 風対策と防犯・プライバシー性能の両立】
強風対策だけに偏ってしまうと、
プライバシー性や防犯性が低くなることがあります。
例えば、
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● 透過性を重視しすぎて視線が丸見え
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● 動線を遮って出入りしにくい
といったケースです。
このため、
✔ 風を逃がす透過性
✔ 高さと目隠し性能のバランス
✔ 動線に影響しない配置
という複合的な設計視点が必要です。
【10. まとめ~強風を味方にするフェンス設計~】
強風・台風を前提にしたフェンス選定では、
✔ 虚勢的な高さだけに頼らない
✔ 透過性で風圧を分散させる
✔ 素材・配置・周囲環境をセットで考える
✔ 台風前の点検を習慣化する
という考え方が重要です。
フェンスは長期にわたって住まいの顔となるもの。
だからこそ、単に「見た目」だけで選ぶのではなく、
風環境まで踏まえた設計が安心につながります。
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