窓ガラスの種類と構造①
2025年6月12日
単板ガラス・複層ガラス・真空ガラスを紹介します!
【目次】
- 3. 複層ガラス(ペアガラス)の特徴と構造
- 4. 真空ガラス・トリプルガラスの性能と選び方
- 5. 場所別・おすすめの窓ガラス選び
- 6. 最初の一歩はガラス構造の理解から
【1. 窓ガラスの種類を知ることがなぜ大切?】
窓ガラスといえば「透明な板」のイメージですが、実は中の構造によって快適さが大きく変わることをご存じですか?
例えば、ガラスの種類によって、
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・夏の暑さが軽くなる
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・冬の寒さをシャットアウトできる
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・音や結露が減る
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・電気代の節約につながる
など、暮らしがグッと快適になります。
今回は、単板ガラス・複層ガラス・真空ガラスという3つの基本的な種類について、具体的に詳しく解説していきます。
【2. 単板ガラスとは?メリットとデメリット】
▶ 単板ガラスってなに?
単板ガラスとは、1枚のガラスだけで構成された最もシンプルな窓ガラスです。
厚さは3〜5mmほど。
昭和〜平成初期の住宅によく使われていました。
▶ メリット
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コストが安い。
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軽くて施工しやすい。
▶ デメリット
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断熱性が低く、冬は寒く夏は暑い。
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結露が発生しやすくカビの原因に。
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音が通りやすく防音性がない。
今では断熱や防音の効果を求めて、複層ガラスへの交換(リフォーム)をする人が増えています。
【3. 複層ガラス(ペアガラス)の特徴と構造】
▶ 複層ガラスとは?
複層ガラス(ペアガラス)は、2枚のガラスの間に中空層(空気やガス)を設けた構造のガラスです。
これにより、熱が伝わりにくくなるため、エアコン効率が大幅にアップします。
▶ 特徴と効果
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冷暖房の効率が良くなり、電気代の節約に。
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結露が出にくく、カビやダニ対策にも効果的。
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音の侵入も軽減し、静かな室内空間に。
▶ 中に入れるガスにも種類がある
中空層には「乾燥空気」や「アルゴンガス」などが使われます。
アルゴンガス入りの複層ガラスは、さらに高い断熱性能を持っています。
【4. 真空ガラス・トリプルガラスの性能と選び方】
▶ 真空ガラスとは?
真空ガラスは、2枚のガラスの間に真空層を作ったもの。
真空状態にすることで、熱や音がほとんど伝わらない超高性能ガラスになります。
《特徴》
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・複層ガラスの約2倍の断熱性能
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・結露がほとんど出ない
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・防音効果も非常に高い
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・値段は高め(通常の約2〜3倍)
▶ トリプルガラスとは?
トリプルガラスは、3枚のガラスに2つの中空層を持つ構造で、真空ではないものの断熱性・防音性に優れています。
《特徴》
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北海道などの寒冷地に適している。
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高気密・高断熱住宅(ZEHなど)との相性が良い。
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窓からの熱の出入りをしっかり抑える。
【5. 場所別・おすすめの窓ガラス選び】
どんなガラスを選ぶかは、窓の向きや立地条件によっても変わります。
・南向きの窓 :遮熱タイプの複層ガラス →夏の強い日差しを防ぐため
・北向きの窓 :断熱タイプのLow-E複層ガラス →冷気をブロックしやすい
・大通り沿い :防音タイプの複層または真空ガラス→車の音や人の声を軽減
・空き巣対策をしたい窓:防犯合わせガラス →ガラス破りに強い
【6. 最初の一歩はガラス構造の理解から】
これから窓リフォームを考えるなら、まず「ガラスの構造と種類」をしっかり理解することが大切です。
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単板ガラス:安価だが性能は低め
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複層ガラス:価格と性能のバランスがよく、今の主流
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真空・トリプルガラス:高性能で快適だが価格は高め
「うちの窓、いつから使ってるんだろう…」と思ったあなた。
単板ガラス、複層ガラス、Low-Eガラスなど、窓ガラスには意外とたくさんの種類があるんです。
でも、ただの知識で終わらせるのはもったいない!
ガラスの違いを知ることで、おうちの寒さ・暑さ・音・防犯の悩みがスッと軽くなるかもしれません。
次回は、「目的に合わせてガラスを選ぶ」方法をやさしく解説していきます。
あなたのお悩みにぴったりのガラスが、きっと見つかりますよ♪
→ 第2回:防音・断熱・防犯ガラスを比べてみよう!


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