☆冬場に多いガラスの熱割れ☆

2021年1月3日

網入りガラスの泣きどころは、熱割れ現象です。ガラス面に屋外機などの影が出来ると、太陽光が差し込んだ時に、日射が当たる所と、当らない所との温度差が出来ることによって、網入りガラスの金属網の膨張率の関係で、歪が生じ、ガラス自体が応力に耐え切れなくなって、熱割れ現象が発生します。熱割れの特徴は、割れる形状がジグザクになることです（※画像を参照）(*ﾉωﾉ)

建物

その他

住宅の築年数

21年～25年

リフォーム箇所

窓

商品

網入り型ガラス６．８ｍｍ

工期

約１時間程度※四方内外：防火シール

都道府県

山形県

地域

山形市内

熱割れによるガラス破損

今回の熱割れが生じた原因は、日射が当たる時に、エアコンの屋外機がガラス面に影を投じ、冬場この季節は、外気温がマイナス１℃という厳寒な時期ということもあり、太陽の直日が差し込む部分との温度差が加わり、大きな温度差による歪が原因だと思われます。これを解消するには、網の入ってないマイボーカ（※ＡＧＣ製品：高い防火性能と強度を実現したワイヤレス防火ガラス）が有効です(^-^)

施工前

Before

金網を封入した網入りガラスは、割れにくく丈夫だという認識もあり、飛散防止を主な目的としているのですが、どうやら「熱割れ」という観点からすると、日射と日陰になる部分が生じやすい環境に置いては、まだまだ一般の方々には、ガラスを安全に永くお使い頂くためにも、様々な観点からアドバイスしておく必要性を感じます。