新築なのに窓が結露する理由とは
2025年4月14日
古い家だから結露するのかと思ったら新築で結露!? なぜ起こるか教えます!

結露と聞くと窓のガラスについているが
想像つくと思いますが玄関まで結露
していたらどうしますか?
窓が結露するのは窓の性能が悪かったり
加湿のし過ぎだったりするのですが
玄関が結露することはほぼありません。
※玄関と室内がつながっているアパートなどでは起こりやすいです
それに、新築で少しの結露ならまだしもシャワーをかけたような結露の仕方は
ほぼないに等しいです。
しかし、結露が発生してしまう新築も
中にはあります。
それは結露の発生のメカニズムを知れば
すぐにわかります。
~結露の発生~
結露は水蒸気から発生しています。
水蒸気は日々暮らしているとたくさん
出てしまうものです。
料理をしたら、洗濯物を干したら、
何なら人間からも出ています。
そんな水蒸気が冷えた窓や壁に触れることで結露になります。
気体は冷やされると液体になりさらに冷やされると個体になります
(これを状態変化と呼びます)
この状態変化が起こり、水蒸気(気体)は
冷やされると水(液体)に変わるので
発生します。
~なぜ新築で結露が起こるのか~
今建てられている新築は断熱等級4以上の家しか建てられないようになっています。
断熱等級4とは
日本の住宅における省エネルギー性能を示す基準の一つで、
特に断熱性能を評価するための指標です。
住宅性能表示制度において、断熱等級は7段階に分けられており、
そのうち「断熱等級4」は上から4番目に位置します。
法改正があり、断熱等級4以下の家は建てられなくなりました。
なので現在の建てられる家の一番低い等級です。
また、HEAT20という断熱基準によると、
断熱等級4の家は
「冬の室内の最低体感温度が8℃を下回らない程度」とされており、感覚でいうと
足元が冷えるな・・と感じるぐらいです

写真の中で今の家と書いてあるのが断熱等級4の家です。
サーモグラフィーで見ても足元が寒そうなのが分かります。
新築で結露する理由の最大の原因が
換気システムです。
あまり知らない方が多いと思いますが
今の家では換気システムといい中でも
24時間換気システムが採用されています
このシステムはその名の通り24時間換気をしてくれるものです。
なぜ今の新築で必要なのでしょうか・・・?
それは先ほど紹介した断熱等級4の家を建てるためには
高気密・高断熱をする必要があるからです。
高気密とは室内で発生した空気を外に出さないようにすることで、熱の出入りを防ぐ目的があります。
熱の出入りだけを見ればいいように見えますが大問題です。
室内で発生した二酸化炭素やホルムアルデヒドのような有害物質などが窓を開けない限り外に排出されなくなってしまうのでとても危険です。
ここで問題なのが室内で発生した水蒸気も外に排出されなくなってしまいます。
水蒸気が溜まりすぎると少ない気温差でも結露が発生してしまいます。
この換気システムが原因で窓まわりが水びだしになってしまいます。
~そのほかの原因~
その他にも結露が発生してしまう原因があります。
①サッシの性能
サッシの性能が悪いと結露が発生しやすくなってしまいます。
室内側の窓が冷えすぎると結露が発生しやすくなるので室内側に温度が伝わりにくい窓を使うことをおすすめします。
②過度な加湿
冬は乾燥しやすくなっているので加湿
をしたい・・・💦
分かります。
しかしやりすぎると結露が発生してしまいます。
また、加湿器が窓辺に近いと結露が出やすくなるので注意です。
サーキュレターなどを使い部屋全体に加湿できるようにしてください。
③エアコン以外の暖房器具の仕様
ほとんどの方がエアコンを使用すると思いますがファンヒーターなど暖房器具を使うと水蒸気が発生してしまいます。
電気代が高騰しているのでエアコンの使用を避けたくなるのは分かります・・・
水蒸気が発生しやすい暖房器具は窓辺で使わないようにしましょう!
~まとめ~
古い家ならまだしも新しい家でも結露・・💦
なんて嫌ですよね
高気密・高断熱をするのなら換気の仕方
を考えないと家の中で発生した水蒸気や
二酸化炭素が排出されずに溜まって
しまいます。
体に害が出るのはもちろんなので今から
家を建てる人は換気システムの話も
しっかりと聞いておきましょう!


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