飲む点滴「甘酒」🍶✨

お正月に初詣で神社で飲む甘酒は、冷えた体を温めるのに最適な飲み物ですよね。
甘酒は栄養が豊富であるとよく耳にします。私も時々飲んでいます。
そこで、今回は、甘酒についてお話しします。

甘酒が「飲む点滴」と呼ばれる理由🍶

最初に、甘酒には「米麹甘酒」と「酒粕甘酒」の二つの種類が存在し、それぞれ原材料や製造方法が異なります。
一般的にスーパーで入手可能な甘酒は「米麹甘酒」であり、この「米麹甘酒」は「飲む点滴」とも称されています。
「米麹甘酒」にはブドウ糖やアミノ酸、ビタミンなどの栄養素が豊富に含まれており、これらの成分は点滴で投与される栄養剤と類似しているため、この表現が使用されるようになりました。

甘酒には以下のような健康効果が期待できます。

【見分け方】
①米麹甘酒→原材料に「米麹」が含まれる
②酒粕甘酒→原材料に「酒粕」が含まれる

■「米麹甘酒」は米麹を原料とし、ノンアルコール

1つ目は米麹で作る甘酒。
お米に米麹を混ぜ、発酵させて作ります。
米麹とは、米に麹菌(発酵させるために必要な菌郡)を繁殖させたものです。
この麹菌が、米に含まれるデンプンやたんぱく質等を分解し、様々な栄養素を作ってくれます。
これが日本古来より続く、昔ながらの製法ですね。

砂糖は使わず、ノンアルコール。
アルコールを含んでいないので、小さな子どもでも、妊婦さんでも飲むことができます。
お値段はちょっぴり高めです。

「米麹甘酒」は、疲労回復効果と美肌効果が高いそうです。

・疲労回復効果

「米麹甘酒」の甘みのもととなるブドウ糖は、発行の過程で麹菌が米のデンプンを分解することによって生じます。
このブドウ糖は砂糖と比べて分子構造が単純で、小さいので、脳でそのまま使うことができ、即効性があります。
「米麹甘酒」が”飲む点滴”と呼ばれるのはそのためで、疲労回復によく効く理由です。

・美肌効果
エルゴチオネインが多く含まれており、この成分はビタミンCよりも強い抗酸化作用があり、
肌荒れ・肌のくすみなどにも高い効果があるそうです。

・美髪効果
「米麹甘酒」に含まれているビタミンB群の一つである、ビオチンという栄養素は、髪の毛の主成分であるケラチンの合成を助ける働きがあると言われています。

・便秘の解消

「米麹甘酒」に豊富に含まれる食物繊維とオリゴ糖は腸内環境を整える働きがあります。

腸内の善玉菌が増え、食物繊維によって腸が刺激を受けるため排便がスムーズになるといわれています。

普段便秘がちの方にはもちろん、ダイエット中の方にも、腸内環境を整えることは大きなメリットがあります。

■「酒粕甘酒」酒粕から作られた甘酒

2つ目は、酒粕から作られた甘酒。
日本酒を作る際に出る酒粕に砂糖を混ぜて作られます。
また、酒粕から作られているので、少量のアルコールも入っています。
市販されている缶の甘酒はこちらが多いようです。
したがって、妊娠中の方や子供は酒粕甘酒を摂取する際には注意が必要です。
リーズナブルなお値段が魅力です。

・ダイエット効果
油を排出する成分「レジスタントプロテイン」が含まれており、油を吸収されにくくするので、太りにくくなります。
ちなみに、カロリーは「米麹甘酒」より「酒粕甘酒」の方が低いです。

・睡眠改善効果

寝る1時間前に「酒粕甘酒」をコップ1杯飲むと、寝つきが良くなるそうです。
酒粕の原料である酒は、アルコール発酵させるときに清酒酵母という発酵微生物を使い、それが「アデノシン」という眠気を誘う物質の作用を高めるので、睡眠を誘導する効果が期待できます。

「飲む点滴」甘酒の効果的な飲み方

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