急な停電・断水!LIXILタンクレストイレ(サティス)はバケツの水だけでどうやって流すのが正解?|吉村硝子|松山市
2026年9月11日
〜台風や秋雨が多い9月の災害対策!電気や水道が止まっても慌てない!LIXIL「サティス」の正しい手動排水手順と故障を防ぐ注意点をプロが徹底解説〜
「開口一番!」吉村硝子です。
台風や秋雨による急な大雨・停電・断水が起きやすい9月。
普段からリモコンのボタンひとつでお湯や水を流している、
LIXILのタンクレストイレ「サティス」は、
電気や水道が止まると一見「水が流せなくて使えないのでは?」と不安になります。
しかし、正しい手順さえ知っていれば、
バケツ1杯の水(約5〜8リットル)を勢いよく便器中央に直接流し込むことで、
手動で安全に汚物を排水することが可能です。
さらにサティスには、
機種によって「停電時手動レバー」や「非常用乾電池」を使って、
レバー操作で流す機能も備わっています。
今回は、非常時に故障やトラブルを防ぎながら
サティスを安全に使うためのバケツ排水の正しいやり方と、
準備しておくべき防災対策を分かりやすく解説します。
《目次》
1. 9月は台風・大雨の危険シーズン!非常時のトイレトラブルに備えよう
1.1 タンクがない「タンクレストイレ」は停電すると動かない?
1.2 断水・停電時に一番やってはいけない間違った流し方
2. バケツの水だけで流す!LIXIL「サティス」手動排水の正しい4ステップ
2.1 ステップ1:コンセントを抜いて準備!床への水跳ねを防ぐ養生
2.2 ステップ2:バケツ1杯(5〜8L)の水を「勢いよく」排水口へ投入
2.3 ステップ3:最後に「静かに水を追加」して封水(水たまり)を作る
2.4 ステップ4:2〜3回に1回は「多めの水(約8〜10L)」で配管内を押し流す
3. 【知っておくと超便利】バケツ不要?サティスの「手動レバー」と「非常用乾電池」機能
3.1 機能①:電源がなくてもレバーを引くだけ!「停電時手動操作」の仕組み
3.2 機能②:単3電池をセットしてボタンを押すだけ!「乾電池フラッシュ」機能
4. 断水・停電時に絶対に注意すべき3つのNG行動
4.1 NG行動1:ぬるま湯や熱湯(40℃以上)を流すのは厳禁!陶器割れの原因に
4.2 NG行動2:水量が足りないと排水管内で詰まる!チョロチョロ流しはNG
4.3 NG行動3:下水が逆流している可能性がある時は使用を控える
5. まとめ:万が一の防災知識!LIXILサティスなら停電・断水時も安心・快適
【1. 9月は台風・大雨の危険シーズン!非常時のトイレトラブルに備えよう】
9月は、大型台風の接近や秋雨前線の停滞によって、
全国的に突発的な停電や断水リスクが高まる時期です。
もしもの被害にあった際、生活の中で最も困るのが「トイレが使えなくなること」です。
《1.1 タンクがない「タンクレストイレ」は停電すると動かない?》
LIXILの人気タンクレストイレ「サティス」は、
背面に大きな水溜めタンクがなく、スタイリッシュなデザインが魅力です。
しかし、通常時は
「電気の力でバルブ(弁)を開閉し、水道の直圧でお湯や水を流す仕組み」になっています。
そのため、停電して電気の供給がストップすると、
壁のリモコンや本体の洗浄ボタンを押しても反応しなくなり、
「水が流せない!」と焦ってしまう方が多いのです。
《1.2 断水・停電時に一番やってはいけない間違った流し方》
焦ってしまい、小さなコップで少しずつ水をかけたり、
便器の縁(フチ)に沿って優しく水を注いだりするのは間違いです。
後述しますが、水圧や水量が足りないと、汚物が途中の排水管(パイプ)の中に留まってしまい、
後から深刻なつまりの原因になってしまいます。
正しい手順と原理を知っておくことが非常に重要です。
【2. バケツの水だけで流す!LIXIL「サティス」手動排水の正しい4ステップ】
断水や停電によって電動で流せなくなった場合、
バケツの水を使って手動で流すことができます。LIXILが推奨する正しい4つのステップを解説します。
《2.1 ステップ1:コンセントを抜いて準備!床への水跳ねを防ぐ養生》
まずは安全のため、トイレの電源プラグ(コンセント)を抜いておきます。
(復電時に突然動き出すのを防ぐためです)。
次に、バケツから水が飛び散って床が濡れるのを防ぐため、
便器のまわりに新聞紙やビニールシート、要らないタオルを敷いて養生しておきましょう。
《2.2 ステップ2:バケツ1杯(5〜8L)の水を「勢いよく」排水口へ投入》
バケツに約5〜8リットル(一般的なバケツ1杯分)の水を用意します。
便器のフチに注ぐのではなく、
「便器中央の深い水たまり(排水口)を狙って、水面から約10〜20cmほど高い位置から、一気に勢いよく」流し込みます。
落差と水の勢い(水圧)を利用することでサイホン現象(吸い出す力)が発生し、
汚物が一気に奥の排水管へと吸い込まれていきます。
《2.3 ステップ3:最後に「静かに水を追加」して封水(水たまり)を作る》
汚物が流れ去った後は、便器の底の水が空っぽ(または非常に少ない状態)になっています。
水が空っぽのままだと、下水管から嫌なニオイや害虫が上がってきてしまいます。
これを防ぐため、バケツから静かに水を2〜3リットル注ぎ足し、
普段と同じように便器の底に「水たまり(封水・ふうすい)」を作って完了です。
《2.4 ステップ4:2〜3回に1回は「多めの水(約8〜10L)」で配管内を押し流す》
バケツの水だけで流す場合、
便器からは消えても「家の中の排水パイプの途中」で止まっている可能性があります。
そのため、小用・大用で2〜3回バケツ排水を行った後は、
一度「約8〜10リットル」の多めの水を勢いよく流し込み、
家の外のマス(下水管)までしっかりと汚物を押し流すようにしてください。
【3. 【知っておくと超便利】バケツ不要?サティスの「手動レバー」と「非常用乾電池」機能】
「非常時にバケツで何度も重い水を運ぶのは大変……」という方のために、
サティスには手動で操作できる便利な機能が備わっています。
(※断水しておらず、停電のみの場合に有効です)。
《3.1 機能①:電源がなくてもレバーを引くだけ!「停電時手動操作」の仕組み》
サティス(Gタイプ・Sタイプなど)の多くの機種には、
本体のカバー内部(サイドや背面)に「停電時手動レバー(リング)」が搭載されています。
断水していない(水道管から水が来ている)状態の停電であれば、
このレバーやリングを引っ張ることで、
電気を使わずに機械的にバルブを開けてお湯や水を流すことができます。
《3.2 機能②:単3電池をセットしてボタンを押すだけ!「乾電池フラッシュ」機能》
近年のサティスには、非常用の乾電池ケースが用意されているモデルがあります。
市販の単3形アルカリ乾電池(2本〜4本)をセットして本体の非常ボタンを押すことで、
停電中であっても通常時に近い操作感でお風呂や給水設備から届く水を使って電動排水を行える優れものです。
普段からトイレの棚に新品の単3電池をストックしておくのがおすすめです。
【4. 断水・停電時に絶対に注意すべき3つのNG行動】
非常時だからこそ、
間違った扱いによってトイレを壊してしまわないよう注意が必要です。
《4.1 NG行動1:ぬるま湯や熱湯(40℃以上)を流すのは厳禁!陶器割れの原因に》
「水よりもお湯の方が汚れが落ちそう」と思って熱湯を流すのは絶対にやめてください。
便器の陶器は急激な温度変化に弱く、
熱湯(40℃〜60℃以上)を注ぐと陶器が一気に膨張してヒビ割れてしまうリスクがあります。
必ず「常温の水(水道水や溜め水)」を使用してください。
《4.2 NG行動2:水量が足りないと排水管内で詰まる!チョロチョロ流しはNG》
節水しようとしてコップ1杯や1リットル程度の少ない水でチョロチョロと流すのはNGです。
便器の表面の紙は見えなくなっても、排水管の途中で紙や汚物が溜まり、
数日後に本格的なつまりを引き起こして修理費用が高額になるケースがあります。
流す時は「思い切って一気に勢いよく」が鉄則です。
《4.3 NG行動3:下水が逆流している可能性がある時は使用を控える》
大雨や水害で屋外の道路が冠水している場合、
地域の下水管が満水になり、水が逆流してくる可能性があります。
このような時に無理にトイレの水を流すと、
家の中のトイレや洗面所から水が噴き出す危険があります。
水害時は自治体の避難指示や下水状況を確認し、
必要に応じて「非常用携帯トイレ袋」を活用しましょう。
【5. まとめ:万が一の防災知識!LIXILサティスなら停電・断水時も安心・快適】
台風や大雨による停電・断水が増える9月。
スタイリッシュなLIXILのタンクレストイレ「サティス」も、
正しい手動排水のやり方を知っておくことで、
もしもの時も慌てずに安全に使用することができます。
● バケツ1杯(5〜8L)の水を、排水口を狙って高い位置から一気に流し込む
● 流した後は静かに水を足して「ニオイ対策(封水)」を行う
● 断水していない停電なら「手動レバー」や「非常用乾電池」を活用する
日頃からバケツの準備や手動レバーの位置を確認しておき、
家族みんなで防災意識を高めておきましょう!
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