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窓のサイズで部屋の温度は変わる?意外な断熱の話|吉村硝子|松山市

2026年4月18日

窓が大きいほど明るい家になる?それとも暑い・寒い原因になる?窓サイズと断熱の本当の関係をプロが解説

「開口一番!」吉村硝子です。
 

家づくりやリフォームを考えるとき、

「大きな窓のある明るい家」に憧れる方は多いのではないでしょうか。

 

確かに窓が大きいと光がたくさん入り、開放感のある空間になります。

しかし一方で、「窓が大きい家は暑い」「冬は寒い」といった声もよく聞きます。

 

実は、窓のサイズは室内温度に大きく影響する要素のひとつです。

住宅の中でも窓は熱の出入りが非常に大きい場所で、

冬は暖かい空気が逃げやすく、夏は外の熱が入りやすい特徴があります。

 

実際、住宅の熱の出入りの多くが窓などの開口部から発生しており、

夏は約70%以上の熱が窓から入り、冬は室内の暖かさの半分近くが窓から逃げるとも言われています。

 

つまり、窓のサイズだけでなく「窓の性能」や「配置」を理解することが、

快適な住まいづくりにはとても重要なのです。

 

今回は、
● 窓のサイズと室温の関係
● 大きい窓のメリットと注意点
● 断熱性能を高める窓の選び方

について、分かりやすく解説していきます。

 

《目次》

  1. 1. 窓は家の中で最も熱が出入りする場所

  2. 2. 窓のサイズが大きいと温度はどう変わる?

  3. 3. 「断熱性能」とは何か?

  4. 4. 窓のサイズだけでは決まらない温度の理由

  5. 5. 大きな窓のメリット

  6. 6. 窓が大きい家で起こりやすい問題

  7. 7. 窓サイズと断熱性能を両立する方法

  8. 8. これからの家づくりで重要な「窓の考え方」

 
 
  1. 【1. 窓は家の中で最も熱が出入りする場所】

住宅の断熱を考えると、多くの人は「壁」や「屋根」をイメージします。

しかし実際には、窓がもっとも熱の出入りが大きい部分です。

 

あるデータでは、

  • ● 夏:室内に入る熱の約70%以上が窓から

  • ● 冬:室内の暖かさの約50%が窓から逃げる

と言われています。

 

なぜ窓がこれほど影響するのでしょうか。

 

理由はシンプルです。
ガラスは壁よりも断熱性能が低い素材だからです。

 

たとえば、

  • ● 断熱された壁

  • ● ガラス1枚の窓

を比較すると、同じ面積でも窓の方が何倍も熱を通しやすい場合があります。

 

つまり、窓の面積が増えるほど、熱の出入りも増える可能性があるのです。

 

 

【2. 窓のサイズが大きいと温度はどう変わる?】

では、窓のサイズが大きい家は必ず暑くなるのでしょうか。

 

結論から言うと、

「窓が大きい=暑い寒い」ではありません。

 

重要なのは次の3つです。

  • ● 窓のサイズ

  • ● 窓の性能

  • ● 窓の向き

  •  

例えば、

南向きの大きな窓は、冬に太陽の熱を取り込む「パッシブ暖房」の効果があります。

《パッシブ暖房とは?》
太陽の熱を利用して室内を暖める設計方法。

 

この場合、冬は暖かくなる可能性があります。

一方で、西向きの大きな窓は注意が必要です。

 

西日は夕方に強い日差しが入るため、

  • ● 夏は室温が急上昇

  • ● エアコンが効きにくい

という問題が起こりやすくなります。

 

つまり、窓のサイズだけでなく配置が非常に重要なのです。

 

 

【3. 「断熱性能」とは何か?】

ここでよく出てくる言葉が

断熱性能です。

 

これは簡単に言うと

熱を通しにくい性能のことです。

 

窓の断熱性能を示す指標としてよく使われるのが

U値(熱貫流率)という数値です。

《U値とは?》
熱がどれだけ外へ逃げるかを示す数値。
小さいほど断熱性能が高い。

 

例えば、

● 単板ガラス  :低い

● ペアガラス  :中

● トリプルガラス:高い

 

また、フレーム(サッシ)の素材も重要です。

代表的なものは、

  • ● アルミサッシ

  • ● アルミ樹脂複合

  • ● 樹脂サッシ

です。

 

アルミは熱を伝えやすい素材なので、断熱性能は低めになります。

 

 

【4. 窓のサイズだけでは決まらない温度の理由】

窓の大きさと室温の関係を理解するには、

熱の移動の仕組みを知ることが大切です。

 

熱は主に3つの方法で移動します。

《①伝導》

物質を通して熱が伝わること。
(ガラス・サッシなど)

 

《②対流》

空気の動きで熱が移動すること。

 

《③放射》

太陽の熱などが直接伝わること。

 

窓の場合、特に影響が大きいのが

太陽からの放射熱です。

 

つまり、

  • ● 窓の向き

  • ● 日射量

によって温度が大きく変わります。

 

 

【5. 大きな窓のメリット】

窓が大きい家には多くのメリットがあります。

《明るい空間になる》

自然光が入りやすくなります。

《開放感がある》

外とのつながりが生まれます。

《冬は暖かくなる場合もある》

南向きの窓は太陽熱を取り込めます。

 

このように、大きな窓は

住み心地を良くする要素でもあります。

 

 

【6. 窓が大きい家で起こりやすい問題】

一方で、窓が大きいと次のような問題も起こります。

《夏が暑い》

特に、

  • ● 西向き

  • ● 南西向き

の窓は強い日射が入ります。

 

《冬が寒い》

断熱性能が低い窓の場合

  • ● 冷気が伝わる

  • ● 結露が出る

可能性があります。

 

《エアコン効率が下がる》

窓から熱が出入りすると

冷暖房の効率が落ちます。

 

 

【7. 窓サイズと断熱性能を両立する方法】

大きな窓でも快適にする方法はあります。

ポイントは次の5つです。

 

《①高断熱ガラスを選ぶ》

  • ● Low-Eガラス

  • ● トリプルガラス

など

 

《②樹脂サッシを選ぶ》

アルミより断熱性能が高い

 

《③日射対策をする》

  • ● 外付けシェード

  • ● すだれ

  • ● 軒

 

《④内窓を設置する》

窓が2重になるため

  • ● 断熱

  • ● 防音

効果があります。

 

《⑤窓配置を見直す》

西日対策は特に重要です。

 

 

【8. これからの家づくりで重要な「窓の考え方」】

昔の住宅では、

  • ● 窓は大きいほど良い

  • ● 明るい家が良い

という考え方が主流でした。

 

しかし現在は、

窓の性能まで考える設計が重要になっています。

 

ポイントは、

  • ● サイズ

  • ● 性能

  • ● 配置

この3つのバランスです。

 

窓は、家の快適性を決める重要な要素

と言っても過言ではありません。

 

「窓が大きい家はおしゃれだけど、夏は暑い気がする…」
「冬になると窓の近くが寒い」
「エアコンをつけても効きにくい」

 

このような悩みの原因は、

実は窓のサイズよりも“窓の性能”にある場合が多いです。

 

窓は住まいの中でも、暑さ・寒さに最も影響する部分です。

だからこそ、窓の性能を見直すだけで、室内の快適さが大きく変わることもあります。

 

窓や玄関など開口部リフォームを専門に扱う私たちは、

住まいの状況に合わせたご提案を行っています。

 

「うちの窓は大丈夫?」
「断熱性能を上げたい」

そんな疑問がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

快適な住まいづくりのお手伝いをさせていただきます。

 

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