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昔の家ほど「南向きなのに寒い」のはなぜ?|吉村硝子|松山市

2026年2月15日

日当たりがいいのに冬つらい家の本当の原因

「開口一番!」吉村硝子です。
 

「南向きだから冬でも暖かいはず」
そう思っているのに、実際は
窓際が寒い・朝晩がつらい・暖房が効きにくい
そんな違和感を感じていませんか?

 

特に築年数の経った住宅ほど、
南向き=暖かいというイメージと、
実際の住み心地に大きなギャップが生まれがちです。

 

その原因は、日当たりではなく
“熱をどう取り込み、どう逃がしているか”にあります。
そして、最も影響しているのが「窓」です。

 

今回は、
✔ 昔の家が南向きでも寒くなる本当の理由
✔ 日射があっても暖まらない仕組み
✔ 体感温度を下げている窓の弱点

を、分かりやすく解説します。
「間取りは悪くないのに寒い」と感じている方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

《目次》

  1. 1. 「南向き=暖かい」は本当なのか?

  2. 2. 昔の家に多い“南向きでも寒い”という矛盾

  3. 3. 【原因①】日射取得より「熱の逃げ」が大きい

  4. 4. 【原因②】単板ガラスが熱を外に逃がしている

  5. 5. 【原因③】アルミサッシが冷気を室内に伝える

  6. 6. 【原因④】昼は暖かく、夜に一気に冷える理由

  7. 7. 【原因⑤】昔の家は「すき間風」が前提だった

  8. 8. 南向きのメリットを活かせている家・殺している家

  9. 9. 体感温度が下がる本当の仕組み

  10. 10. まとめ~南向きでも寒い家は“窓”で損をしている~

 

 

【1. 「南向き=暖かい」は本当なのか?】

家探しや間取りの話で、
「南向きは暖かい」
「日当たりがいいから冬も快適」
とよく言われます。

 

確かに、南向きは冬でも太陽高度が低く、
日射(太陽の熱)を取り込みやすい方角です。

 

しかし現実には、
「南向きなのに寒い」
「日中はいいけど朝晩がつらい」
という声が、特に築年数の古い住宅で多く聞かれます。

 

この違和感には、はっきりした理由があります。

 

 

【2. 昔の家に多い“南向きでも寒い”という矛盾】

結論から言うと、
昔の家は“入る熱”より“逃げる熱”の方が圧倒的に多い構造だからです。

 

どれだけ日当たりが良くても、

  • ● 熱がすぐ逃げる

  • ● 冷気が常に入ってくる

状態では、室内は暖まりません。

 

特に弱点になるのが、です。

 

 

【3. 【原因①】日射取得より「熱の逃げ」が大きい】

家の中で、最も熱が出入りする場所はどこかご存じでしょうか?

 

答えはです。

 

冬の場合、

  • ● 約50%以上の熱が窓から逃げる
    と言われています。

※これは「住宅の熱損失割合」という考え方に基づく一般的な目安です。

 

つまり、
南向きで日射を取り込めても、
同じ窓からその何倍もの熱を失っている可能性があるのです。

 

 

【4. 【原因②】単板ガラスが熱を外に逃がしている】

昔の住宅の多くは、単板ガラス(1枚ガラス)です。

《単板ガラスとは?》

→ ガラスが1枚だけの、昔ながらの窓ガラス

 

このガラス、実は…

  • ● 熱をほぼ素通りさせる

  • ● 外の冷たさをそのまま室内へ伝える

という特徴があります。

 

せっかく南から日射で暖まっても、
夜になると一気に冷気を呼び込む“冷却板”のような存在になってしまいます。

 

 

【5. 【原因③】アルミサッシが冷気を室内に伝える】

さらに大きな要因が、アルミサッシです。

《アルミの弱点》

  • ● 熱を非常によく伝える金属

  • ● 冬は外の冷気を室内へそのまま伝達

 

そのため、

  • ● 窓枠が冷たい

  • ● 窓際に立つと寒い

  • ● カーテンを閉めても冷える

といった現象が起こります。

 

これは「コールドドラフト」と呼ばれる現象の原因にもなります。

《※コールドドラフトとは?》
→ 冷えた空気が窓際から床方向へ流れ落ちる現象

 

 

【6. 【原因④】昼は暖かく、夜に一気に冷える理由】

「昼はポカポカなのに、夜が地獄」
これも南向き×古い家の典型です。

 

理由はシンプルで、

  • ● 昼:日射で一時的に暖まる

  • ● 夜:蓄えた熱を保持できない

断熱性が低いため、熱が逃げ切ってしまうのです。

 

結果として、

  • ● エアコンを切るとすぐ寒い

  • ● 朝の室温が外とあまり変わらない

という状態になります。

 

 

【7. 【原因⑤】昔の家は「すき間風」が前提だった】

今では考えにくいですが、
昔の家はすき間がある前提で建てられていました。

  • ● 換気=すき間

  • ● 夏は風を通す

  • ● 冬は着込んで耐える

という発想です。

 

そのため、

  • ● サッシの建付け

  • ● パッキン

  • ● レール周り

に目に見えないすき間が多く、
南向きでも冷気が常に入り込む状態になっています。

 

 

【8. 南向きのメリットを活かせている家・殺している家】

同じ南向きでも差が出るのは、

  • ● 窓の性能

  • ● 熱を逃がさない工夫

があるかどうか。

 

《活かせている家》

  • ● 日射を取り込む

  • ● 熱を室内に留める

 

《殺している家》

  • ● 日射は入る

  • ● すぐ外へ逃げる

  •  

南向き=暖かい家ではなく、
南向き+窓性能が揃って初めて意味を持つのです。

 

 

【9. 体感温度が下がる本当の仕組み】

人が寒いと感じるのは、
室温だけが原因ではありません。

  • ● 窓表面が冷たい

  • ● 冷気が足元に流れる

  • ● 放射冷却を感じる

これらが重なると、
室温20℃でも寒く感じることがあります。

 

これが「体感温度」の正体です。

 

 

【10. まとめ~南向きでも寒い家は“窓”で損をしている~】

昔の家ほど、

  • ● 南向きという条件に安心して

  • ● 窓性能が置き去りになっている

ケースが多く見られます。

 

「南向きなのに寒い」は、
間取りの失敗ではなく、
窓が時代に合っていないサインかもしれません。

 

もし、

  • ● 日当たりは良いのに寒い

  • ● 窓際がとにかく冷える

  • ● 暖房効率が悪い

そう感じているなら、
一度“窓”に目を向けてみる価値は十分にあります。

 

南向きなのに寒い家は、
住まいの条件が悪いのではなく、窓で損をしている可能性があります。

 

もし、

  • ● 日当たりは良いのに冬がつらい

  • ● 窓際に立つとヒヤッとする

  • ● 暖房をつけても足元が冷える

こうしたお悩みがあれば、
原因は窓の性能や状態にあるかもしれません。

 

私たちは愛媛で、窓・玄関など開口部専門のリフォームを行い、
ご自宅の状況を見たうえで
「なぜ寒く感じるのか」を構造から分かりやすくご説明しています。

 

現地調査・ご相談は無料です。
「すぐ工事は考えていない」
「まず原因だけ知りたい」
そんな方も、どうぞお気軽にご相談ください。

 

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