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体感温度はどこで決まる?床・壁・天井の役割|吉村硝子|松山市

2026年2月14日

室温が同じでも「寒い家」と「暖かい家」が生まれる理由

「開口一番!」吉村硝子です。
 

「暖房はつけているのに、なぜか寒い」「足元だけ冷えてつらい」
そんな冬の住まいの悩み、実は気温ではなく“体感温度”が原因かもしれません。

 

体感温度は、室温だけで決まるものではありません。
床・壁・天井といった家の“囲われ方”が大きく影響し、同じ20℃でも「暖かい家」と「寒い家」に分かれてしまいます。

特に築年数の経った住宅では、どこから冷えを感じているのかに気づいていないケースも少なくありません。

 

今回は、

  • ● 体感温度の正体

  • ● 床・壁・天井それぞれが果たす役割

  • ● なぜ足元や頭が不快に感じるのか

といったポイントを、解説します。
「エアコンを替える前に知っておくべきこと」が見えてくる内容です。

 

《目次》

  1. 1. 室温が同じなのに寒く感じるのはなぜ?

  2. 2. 体感温度を決める3つの要素

  3. 3. 空気温度だけでは快適さは測れない

  4. 4. 床・壁・天井が体感温度に与える影響

  5. 5. 「床が冷たい」と感じる本当の理由

  6. 6. 壁と天井がつくる放射環境

  7. 7. 表面温度が下がると何が起きるのか

  8. 8. 内装材によって体感温度はどこまで変わる?

  9. 9. 体感温度を改善するための考え方

  10. 10. まとめ~体感温度は「空気」ではなく「面」で決まる~

 
 

【1. 室温が同じなのに寒く感じるのはなぜ?】

「暖房で20℃まで上げているのに寒い」
「エアコンは効いているはずなのに、足元が冷える」

 

こうした違和感は、多くの住宅で起きています。
しかしこれは、暖房の能力不足や設定温度の問題ではありません。

 

原因は、
👉 体感温度は室温(空気温度)だけで決まらない
という点にあります。

 

実際、人が感じる「暖かさ・寒さ」は、
空気よりも床・壁・天井など周囲の環境から強い影響を受けています。

 

 

【2. 体感温度を決める3つの要素】

体感温度は、主に次の3つで構成されています。

《① 空気温度》

一般的な温度計が測る数値です。

 

《② 放射温度》

壁や床、天井などの表面温度から受ける影響です。

≪放射(ほうしゃ)とは?》
→ 温度を持つ物体が、赤外線として熱を放出・吸収する現象。

 

《③ 気流》

空気の流れによる体感変化です。
同じ温度でも、風が当たると寒く感じます。

 

この3つが組み合わさって、
人は「暖かい」「寒い」と判断しています。

 

 

【3. 空気温度だけでは快適さは測れない】

多くの住宅では、
「室温=快適さ」と考えられがちです。

 

しかし実際には、

  • ● 空気は暖かい

  • ● でも床や壁が冷たい

という状態が、冬の住宅では頻繁に起こります。

 

このとき、人の体は、
👉 冷たい面に熱を奪われる
ため、強い寒さを感じます。

 

 

【4. 床・壁・天井が体感温度に与える影響】

《■ 床の影響》

床は人の体に最も近く、

  • ● 足裏

  • ● 下半身

に直接影響します。

 

床表面温度が低いと、
体全体が冷えて感じやすくなります。

 

《■ 壁の影響》

壁は面積が大きく、
放射による影響が非常に大きい部位です。

 

特に、

  • ● 外壁に面した壁

  • ● 北側の壁

は、体感温度を大きく左右します。

 

《■ 天井の影響》

天井は直接触れませんが、
室内全体の放射環境を決める重要な面です。

 

天井表面温度が低いと、
空間全体が「冷えた印象」になります。

 

 

【5. 「床が冷たい」と感じる本当の理由】

床が冷たく感じる原因は、
単に「床材が冷たい」からではありません。

《■ 主な原因》

  • ● 床下の断熱不足

  • ● 床材の熱伝導率が高い

  • ● 表面温度が低い

 

《熱伝導率とは?》
→ 熱がどれだけ伝わりやすいかを示す数値。
数値が高いほど、冷たさ・暖かさを伝えやすい。

 

タイルや石材は、
空気温度が同じでも冷たく感じやすいのは、
このためです。

 

 

【6. 壁と天井がつくる放射環境】

人は無意識のうちに、
周囲の壁や天井からの放射を受けています。

《■ 壁が冷たいと起きること》

  • ● 体から熱が奪われる

  • ● 暖房しても寒さが残る

  • ● 結露が起きやすくなる

これは、
平均放射温度が低下している状態です。

 

《平均放射温度とは?》
→ 人を取り囲むすべての面の表面温度を平均した値。

 

体感温度は、この平均放射温度に大きく左右されます。

 

 

【7. 表面温度が下がると何が起きるのか】

表面温度が下がると、

  • ● 体感温度が低下

  • ● 結露リスクが上昇

  • ● 冷気感が増す

という悪循環が起こります。

 

つまり、
👉 室温を上げるだけでは限界がある
ということです。

 

 

【8. 内装材によって体感温度はどこまで変わる?】

内装材は、

  • ● 表面温度の感じ方

  • ● 放射の受け方

に影響を与えます。

 

《■ 体感に影響しやすい要素》

  • ● 素材の熱伝導率

  • ● 表面の質感

  • ● 調湿性能

 

これらの違いによって、
同じ室温でも暖かく感じる空間は作れます。

 

 

【9. 体感温度を改善するための考え方】

体感温度を上げるには、

  • ● 床・壁・天井の表面温度を下げない

  • ● 冷たい面を減らす

  • ● 放射環境を整える

という視点が重要です。

 

「暖房を強くする」よりも、
住まいの性能を整えることが、
結果的に快適性と省エネにつながります。

 

 

【10. まとめ~体感温度は「空気」ではなく「面」で決まる~】

体感温度は、

  • ● 空気温度

  • ● 床・壁・天井の表面温度

これらのバランスで決まります。

 

室温の数字だけに頼らず、
「どこが冷たいか」「どの面が影響しているか」
に目を向けることが、快適な住まいづくりの第一歩です。

 

体感温度を理解することは、
冬の寒さ対策の本質を知ることでもあります。

 

「暖房を強くしても寒い理由が、やっと分かった」
そう感じた方は、家のどこに“熱が逃げているか”を知ることが次の一歩です。

 

マド本舗 吉村硝子では、窓や開口部を中心に、
体感温度の低下につながるポイントをプロの目線でチェックしています。
今の住まいを活かしたまま、無理のない改善方法をご提案できますので、
「うちも当てはまるかも?」と思ったら、ぜひお気軽にご相談ください。

 

冬の寒さを根本から見直したい方は、まずは無料相談からどうぞ

 

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