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「目隠し=安全」は誤解? 防犯とプライバシーを両立させる設計条件|吉村硝子|松山市

2026年1月3日

フェンス・植栽・外構配置で失敗しない考え方

「開口一番!」吉村硝子です。
 

「外から見えないようにフェンスを高くした」
「目隠しを付けたから、防犯も安心だと思っていた」

実はこの考え方、防犯の観点では非常に危険です。

 

外構計画において
「目隠し=安全」というイメージは強くありますが、
目隠しのやり方を間違えると、
侵入者にとって“都合の良い環境”を作ってしまうこともあります。

 

今回は、

  • ● なぜ目隠しが防犯性を下げることがあるのか

  • ● プライバシーを守りながら防犯性を高める条件

  • ● 愛媛の住宅環境で特に注意すべきポイント

を、分かりやすく解説します。

 

《目次》

  1. 1. なぜ「目隠し=安全」と思われがちなのか

  2. 2. 防犯の基本は「隠す」ではなく「見せる」

  3. 3. 目隠しフェンスが危険になる3つの理由

  4. 4. 侵入者が好む外構環境とは

  5. 5. 防犯とプライバシーを両立させる設計条件① 視線のコントロール

  6. 6. 設計条件② 見通し(しとおし)を完全に遮らない

  7. 7. 設計条件③ 高さより「透過性」が重要な理由

  8. 8. 設計条件④ 昼と夜で変わる見え方を考える

  9. 9. 愛媛県の住宅で起こりやすい目隠しの失敗例

  10. 10. フェンス・植栽・門まわりのバランス設計

  11. 11. まとめ~「隠す防犯」から「見せる防犯」へ~

 

 

【1. なぜ「目隠し=安全」と思われがちなのか】

多くの方が、

  • ● 外から家の中が見えない

  • ● 敷地内が見えない

  • ● 視線を遮っている

安心・安全

と感じます。

 

これは日常生活では正しい感覚です。
しかし、防犯の視点では必ずしも正解ではありません

 

防犯で重要なのは、
👉 侵入者がどう感じるか

 

この視点が欠けると、
生活の快適さを優先したつもりが、
防犯性を下げてしまう結果になります。

 

 

【2. 防犯の基本は「隠す」ではなく「見せる」】

防犯の基本原則は、

「侵入しにくい家」ではなく
「侵入したくない家」を作ること

 

侵入者は、

  • ● 人目につく

  • ● 見られる

  • ● 発見されやすい

環境を嫌います。

 

つまり、
完全に隠された空間は、侵入者にとって安心な場所
になってしまうのです。

 

 

【3. 目隠しフェンスが危険になる3つの理由】

《理由① 敷地内での行動が見えない》

高い目隠しフェンスは、
一度侵入されると中で何をしても見えにくい状態になります。

  • ● ドアをこじ開ける

  • ● 窓を割る

  • ● 侵入経路を探す

こうした行動を、
周囲から気づかれにくくなります。

 

《理由② 侵入に時間をかけられる》

防犯では「時間」が最大の敵です。

目隠しがあることで、

  • ● ゆっくり作業できる

  • ● 失敗してもやり直せる

という環境を与えてしまいます。

 

《理由③ 逃げるタイミングも判断しやすい》

敷地外の様子が見えないことで、
侵入者は音や光の変化だけに集中できます。

これは、侵入者にとって非常に有利です。

 

 

【4. 侵入者が好む外構環境とは】

侵入者が好む外構には、共通点があります。

  • ● 外から中が見えない

  • ● 物陰が多い

  • ● 照明が少ない

  • ● 音が外に漏れにくい

  •  

つまり、

「守られている家」ではなく
「閉じている家」

が狙われやすいのです。

 

 

【5. 防犯とプライバシーを両立させる設計条件①】

《視線のコントロール》

ここで重要になるのが
視線(しせん)のコントロールです。

 

視線を、

  • 完全に遮るのではなく

  • 必要な部分だけ遮る

という考え方に切り替えます。

 

例えば、

  • ● 室内への直接視線は遮る

  • ● 敷地全体は見える

この“部分的目隠し”が、防犯と快適性を両立させます。

 

 

【6. 設計条件② 見通し(しとおし)を完全に遮らない】

見通しとは、
「空間の先まで視線が通るかどうか」のことです。

フェンスや植栽で、

  • ● 完全に遮断

  • ● 壁のような構成

にすると、防犯性は低下します。

 

おすすめなのは、

  • ● スリット(隙間)のあるフェンス

  • ● 格子状デザイン

です。

 

 

【7. 設計条件③ 高さより「透過性」が重要な理由】

防犯では、

  • 高さよりも

  • 透過性(とうかせい)

が重要です。

※透過性=向こう側がどれだけ見えるか

 

透過性があると、

  • ● 人の動きが分かる

  • ● 不審者が目立つ

ため、侵入抑止力が高まります。

 

 

【8. 設計条件④ 昼と夜で変わる見え方を考える】

昼間は見えていたものが、
夜になると全く見えなくなることがあります。

特に、

  • ● 室内が明るく、外が暗い夜

  • ● 照明が足りない外構

では、目隠しが完全な死角になります。

 

昼夜両方で、

  • ● どこが見えるか

  • ● どこが見えなくなるか

を想定することが重要です。

 

 

【9. 愛媛県の住宅で起こりやすい目隠しの失敗例】

愛媛県では、

  • ● 敷地が比較的広い

  • ● 郊外住宅が多い

という特徴があります。

 

そのため、

  • ● 敷地境界をすべて目隠し

  • ● 庭を完全に囲う

という設計が多く見られます。

 

結果として、

  • ● 側面通路

  • ● 裏庭

完全な死角になるケースが少なくありません。

 

 

【10. フェンス・植栽・門まわりのバランス設計】

防犯とプライバシーを両立させるには、

  • ● フェンス

  • ● 植栽

  • ● 門柱・門扉

組み合わせて考えることが重要です。

 

例えば、

  • ● 植栽は腰高まで

  • ● フェンスは透過性重視

  • ● 門まわりは見せる設計

このバランスが、防犯性を高めます。

 

 

【11. まとめ~「隠す防犯」から「見せる防犯」へ~】

目隠しは、
やり方を間違えると危険です。

 

防犯で大切なのは、

  • 隠すことではなく

  • 見られること

  •  

プライバシーを守りながらも、
人の目を感じる外構設計こそが、
侵入者を遠ざける最大の防犯対策です。

 

「この目隠し、本当に安全なのかな?」
そう感じたら、
防犯とプライバシーの両方を理解した外構の専門家 吉村硝子に相談してみてください。

外構は、
完成した後では直しにくい場所。
だからこそ、考え方が一番重要です。

 

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